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お知らせ

■熱処理・表面処理屋さんのメルマガ■ vol.12

2016年03月31日

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■熱処理・表面処理屋さんのメルマガ■ vol.12  2016年3月30日配信
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こんにちは!
 
愛知県名古屋市に本社を置く、熱処理・表面処理の武山工業株式会社です。
 
今年の冬は日によって真冬の寒さだったと思えば、翌日は急に春の温かさになったり体調管理に気を遣う日が多かったですね。
 
一日のうちでも寒暖の差が大きい日が多く風邪を引いてしまった方も多かったみたいですね。
 
ようやく冬も終わり、早咲きの桜が満開になったり梅の花が咲いては散ったりいよいよ春本番になってきました。
桜も見ごろを迎え、花見の準備に追われている方も多いでしょうね。
 
今年は桜の開花が平年より早かったのですが、このところの花冷えで花見を楽しめる期間が長くなりそうです。
 
入学式と満開時期がちょうど一緒くらいになって新しい門出の日を満開の桜とともに過ごせるといいですよね。
 
また、花粉症の方にとってはつら~い季節になりました。
この先しばらくは花粉との闘いが続きますね。
マスクで防御したり特効薬で症状を抑えたりして乗り切ってくださいね。
 
さて、今回のメルマガでは、弊社の熱処理部門で行っている焼鈍についてより身近に感じていただけるよう、過去のメルマガでも何回か取り上げていますが改めてご紹介したいと思います。
少々専門的な用語も出てきますが最後まで読んでいただけたらと思います。
 
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: ▼ 焼鈍について ▼                    :
 
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メルマガVol.1でも焼鈍の概要について取り上げていますのでそちらも参照してもらえればと思います。
 
 
★金属熱処理の中の焼鈍の位置付けはどのようなものですか?
 
金属熱処理には大きく分けて2つあり、一つは組織全体を変化させる全体熱処理ともう一つは表面のみ変化させる表面熱処理があります。
 
全体熱処理はさらに一般熱処理と特殊熱処理の2つに分かれます。
 
焼鈍は一般熱処理に含まれます。
 
一般熱処理には主に焼入れ、焼もどし、焼なまし、焼ならしの4つがあり
焼なまし=焼鈍となります。
 
焼鈍にもいろいろありますが、弊社では応力除去焼なましまたは低温焼なましと呼ばれる焼鈍を専門に行っております。
 
表面熱処理には主に表面のみ硬化させる高周波焼入れや浸炭焼入れなどの熱処理があります。
 
 
★熱処理にはたくさんの種類があるんですね。では焼鈍の特徴や目的を教えてください。
 
応力除去以外の焼鈍では約750℃以上の変態温度を超える温度まで上げますが応力除去焼鈍の大きな特徴は変態温度を超えない約700℃以下で熱処理を行いますので低温焼なましとも言われます。
 
変態温度以下で一定時間以上、温度を保持することで残留している内部応力が改善されます。
 
弊社では主に鉄鋼品の焼鈍を行っています。
鉄鋼品の溶接構造品や鋳造品は、熱処理前には内部応力が発生していますので、それらを改善するために応力除去焼鈍が必要になります。
 
 
★聞き慣れない言葉がたくさん出てきましたが、変態温度についてもう少し詳しく教えてください。
 
まず変態するということは、温度や圧力の変化にともなって物質の性質が変化することです。
身近な例では、水を冷やすと氷になったり、熱するとお湯になって、やがて蒸気になるといったことです。
 
金属の温度を上げていっても成分は変わらないですが、組織が変化して性質が変わる温度が存在します。
この温度が変態温度で、原子の結晶構造が変態によって変わることで組織が変化します。
結晶構造には種類があり、その組み合わせによって組織の性質が決まります。
 
よく知られている焼入れ焼もどしを例にとりますと、焼入れでは約750℃以上の変態温度を超えてオーステナイトと呼ばれる組織に変化するまで加熱した後、水や油などに入れて急冷します。
 
焼もどしは焼入れ後に行う熱処理で、変態温度を超えない範囲で温度を上げたあと冷却します。
焼もどしは焼入れで生じるひずみを主に改善する目的で行います。
 
 
★結晶構造も聞き慣れない言葉ですね。
 
結晶構造とは物質の原子や分子の配列のことです。
鉄では結晶構造の組み合わせによりオーステナイトやフェライトといった組織になります。
より詳しいことは機会があればメルマガでご紹介しますね。
 
 
★内部応力についても教えてください。なぜ内部応力が発生するのですか。
 
溶接構造品の場合は、溶接時に局所的に熱が加わることで内部応力が発生します。
また、溶接後にひずみや変形が発生した場合などに、熱やプレス塑性で矯正した場合にも発生します。
 
鋳造品の場合は、製造時に製品が型内部で冷却されるときの冷却ムラにより内部応力が発生します。
 
アルミやステンレスの溶接構造品や鋳造品も同じで、やはり製造時に内部応力が発生しますので改善するために応力除去焼鈍が必要になります。
 
弊社では鉄鋼品以外にもアルミやステンレス、その他の合金にも対応しております。
 
 
★応力除去焼鈍によって製品の品質が向上するわけですね。
 
内部応力を改善することで、さまざまな効果が期待できます。
 
応力除去焼鈍をすることによる効果については、次回以降のメルマガでより詳しくご紹介していきたいと思います。
 
溶接構造品や鋳造品のひずみや変形を矯正する焼鈍なども行っております。
これらも機会があればご紹介していきたいと思います。
 
今回は大まかに金属熱処理全体と焼鈍の位置付けを簡単にご紹介しました。
今後も少しでもお役に立てる情報をメルマガで発信していきたいと思います。
 
次回以降のメルマガもどうぞ宜しくお願いします。
 
 
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